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【怖い話 実話】なぜか不思議な存在感を放っています。短編 まとめブログ

X駅とZ駅の間に、A、B、C、と鈍行

しか止まらない駅が三箇所続きます。

X駅とZ駅との短い距離の間に

この三つの駅は

IMG_1595s.jpg


ひしめき合うように配置されていて、

なぜか不思議な存在感を放っています。

漫画で人名として使われたこともあります。

その路線で通学していたころの話です。

僕は毎朝同じ時間に同じ窓際に寄りかかって

通学してたんですが、

ある朝、A駅で停車中にふと外を見ると、

反対側のホームにとてもきれいな女子高生が

いて、「かわいいなぁ」ってちょっと思って、

毎朝同じ時間にいるかなぁ?って思いまして、

次の朝もいつものように同じ時間に同じ

窓際に寄りかかって

A駅で反対ホームを見たのですが、

その子はいませんでした。

ちょっとだけガッカリしてぼーっとしてたら、

次に停車するB駅の同じく反対側ホームに

その子を見つけました。

理由はわかりませんが乗車駅を

変えたらしいな、と思いました。

で、そのまた次の朝、また同じ時間に

同じ窓際に寄りかかって

B駅で停車するのを待ったんですが、

その子はいませんでした。

またちょっとだけガッカリしてぼーっと

しいてたら、今度は次のC駅の

反対側ホームに立っていました。

なぜ駅を三つも変えたんだろう?

と不思議には思ったのですが、

あまり深くは考えないようにしました。

次の朝、彼女はA駅にいました。

その次の朝、予想通り彼女はB領にいました。

その後も彼女はA→B→C→A→・・・と

毎朝きっちり順番に駅を変えていました。

それが二ヶ月くらい続いたと思います。

僕は風邪をひきまして、

一日学校を休みました。

次の朝、また同じ時間に同じ窓際に

寄りかかって電車に乗りました。

前々日彼女はA駅にいたので、

その朝はC駅にいるはずでした。

彼女はB駅にいたんです。

さすがにちょっとゾッとしたんで、

次の朝は時間を変えて一本前の

電車に乗る事にしました。

ちょっと乗換えとラッシュが

嫌だったのですが、鈍行では

なく快速に乗りました。

車両も変えました。

一番うしろの車両の窓際に立ちました。

で、A駅を通り過ぎ、B駅を通り過ぎました。

まさか居ないだろうな、と思いつつC駅を

通り過ぎるのを待ちました。

電車が急ブレーキで止まりました。

人身事故ということでした。

一分少々止まっていました。僕のいた

ドアの向かい側はC駅のホームの端でした。

人々は何事かと大騒ぎしていました。

そして、いつもと違う位置、違う時間なのに、

彼女はそこにいました。

騒ぎなんてまったく気づかないかのように、

僕のほうをじっと見つめていました。

微妙に笑ってるようにも見えました。

僕はギョッとして下を向き、早く電車が

出発してくれるのを待ちました。

次の日から、彼女は全く姿を現さなくなりました。

朝刊で人身事故の記事を読みましたが、

若い女性が飛び込み自殺を

したらしいということしかわかりませんでした。

まるで夢を見ていたような、

不思議な体験でした。

今では彼女の通っていた学校の

制服もデザインが変わったらしく、

通勤電車で女子高生を見かけて当時の

ことを思い出すことも滅多になくなりました。

でも彼女が今どこでどうしてるのか、

たまに思い出すこともあります。


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