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【怖い話 実話】大学のサークルで例年肝試しをしていたそうです

場所は詳しくきいていないけど

確か私の地元のお話

県名は内緒ですが(すみません)

私は先輩の話をきくまで

IMG_1358s.jpg


その場所をきいたことなかったので

有名でないところなのかな

実話らしいです

当時先輩は音大に通う1年生でした

大学のサークルで例年肝試しをしていたそうです

1年生と2,3年生1人ずつの

2人1組でトンネルの中を歩いて

抜けるというものでした

トンネルの長さは長くもなく

短くもなくといったかんじです

ただしそこのトンネルはもう

使われていないので

内部には一切照明がありません

これがこの肝試しの特徴だったそうです

懐中電灯はもたずに歩くのです

先輩は恐怖というよりも興味で

いっぱいだったそうです

人数もけっこういたのでみな落ち着いていましたが

やがて一組、また一組とトンネルの

中へ消えていくごとに

少しずつ緊張感が高まっていきます

やがて先輩たちの番がきました

先輩が右手にたってゆっくりと

入っていったそうです

入り口ではぜんぜん平気だったけれど

トンネルの中は本当に真っ暗で

けれど怖いというよりはむしろ

気をつけて歩かなければいけないと

思っていたそうです

足元も見えません

と、その時

隣にいた相方が声をあげました

反射的にその人がいると思うほうを向くと

やはりなにもみえません

が相方は笑いながら

壁にぶつかったのだと言いました

人間はまっすぐ歩いているようでも

視覚が麻痺すると利き足の

逆にずれていくのだと

その相方はぼそぼそといっていたそうです

それから二人はできるだけ真っ直ぐ

歩くように気をつけました

正面からオレンジのパーカーを

着たおじさんが

二人の若干横を通り過ぎていき

やがてトンネルの出口が

薄い暗闇であらわれたそうです

出口には先に通過した人たちが

待機していました

みんな何事もなかったようですが

後続の結果にいくらか期待していたようで

どうだったかときいてきました

別になにもなかったよ

とトンネルを振り向きながら答えた

先輩と相方は凍りつきました

先輩たちが歩いてきたトンネルは

真っ暗だったのです

オレンジのパーカーも顔だって

見えるはずがなかったのです

けれど二人ともまったく同じものを

見てしまいました

パーカーのおじさんは通りすがる時

相方の左手

つまり壁があるはずのところを

歩いていったのです



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