【怖い話 実話】『お宅の部屋、何ともない?』長編 まとめブログ - 怖い話 実話【短編・長編・都市伝説・超怖い話・怪談】まとめブログ

【怖い話 実話】『お宅の部屋、何ともない?』長編 まとめブログ

俺は、某所のある古いアパートで一人暮らしを

している。このアパートは二階建てで、各階四号室

までの、ごく普通のアパートだ。

ちなみに俺は104号室に住んでいる。

IMG_1464s.jpg


ある日、いつものスーパーに

晩メシを買いに行こうと外に

出たら、
アパートの前にはパトカーが

数台止まっていた。

何だろうと思いながらも、

そのままスーパーに足を進めた。

そして、そこでたまたま隣に

住んでいるYさんに会った。

そして、Yさんは俺に何とも奇妙な

事を聞いてきた。

『お宅の部屋、何ともない?』

『いや、別に今の所は…Yさんの

部屋では何かあったのですか?』

俺は聞き返した。するとYさんは

重々しい口を開き、しゃべり始めた。

『実は昨日の夜中、201号室の人と

101号室の人が、ほぼ同じ時刻に

目玉と首を取られて死んでるんだって。

それで、102号室の人が言ってたんだけど、

夜11時頃に、電話の鳴る音が

聞こえたんだって。

しばらく経ってその音が消えたと

思ったら、何て言ったか聞こえなかったけど、

201号室から、数分後に101号室から、

決まった三文字の言葉

が聞こえたんだって。

それと同時に意味不明な叫び声が…

それで、102の人がすごいおびえてて、

次は自分なんじゃないかって…

だから今日はうちに泊めてやる事にしたのさ。

若い女性だから、一人じゃやっぱり

不謹慎だろうからねぇ。

まあ空手五段のバリバリ主婦の

あたしがついてればまず大丈夫だと思うけどね。

けどもし何かあったら助けに来るんだよ!

一応隣さんなんだからさ!』

『は、はい…どうも…。』

俺がそう言うと103の主婦は

買い物を済ませ、部屋に戻って

いった。俺も、晩メシを買い、部屋に戻った。

しかし、いつの間にそんな事件が…

俺昨日は早く寝たからな…よし、

今日は念のため遅くまで起きてるか。

まあ、おそらく何かの偶然だと思うが…

しかし、ほぼ同時に電話が来たといい、

三文字の言葉といい…何か不気味だな。

これでYさんたちに何かあったら洒落に

ならないぞ…そう思いながら晩メシを

食べ、それから黙々と雑誌を読んでいた。

…気付けばもう11時か。まあ30分ぐらい

布団かぶって待って、何も無かったら

そのまま寝るか…

そしてしばらく待って、10分経ってから

眠くなってきた。もう良いだろうと思い、眠り

に落ちようとした時、ある音によって

一瞬で目が覚めた。

『プルルルル』

103からだ。

そしてよく耳を澄ますと、

斜め隣の203、その隣の202

号室からも聞こえてくる。

おそらく102号室も鳴ってるであろう。

こんな事があろうか。同時に4つの

部屋の電話が鳴るなんて…

すると上の方の電話の音が消えた。

何も知らずに取ったのであろうか

(まあ俺もあまり分からないのだが)

そして上からかすかに声が聞こえた。

それは確かに三文字だったが、

上の方だったため、よく聞き取れなかった。

しかし、それは確かにその声は三文字だった。

しかも、何かボソッと呟くような…。

今まで半信半疑だった俺も、

いよいよ怖くなってきた。

Yさんの言ってた事が、

今のところ現実に起きている。

…ところでYさんたちは?

まだ電話は鳴っている。

警戒して取っていないのか。

その方がおそらく正解だ。

『上は死んだな』何故か俺は

ほぼ確信していた。

しかし、まだ102と103はまだ

電話が鳴っている。

俺は、二人がいる103号室に行くことにした。

急いで靴を履き、外に出た。

まだ電話は鳴っている。お願いだ、

取らないでくれ…取らないでくれ…

そう思いながら103のドアを開けた。

『その電話を取るな!』

ところがもう遅かった。

恐怖に耐えかねた主婦のYさんが、

電話を取ってしまったのだ。

すると、はしばらく受話器に耳を当て、

しばらくして、主婦は例の三文字の

言葉を放った。

『はたよ』

………何て意味不明な言葉だ…

何かかなり意味深いものを感じ、

何故かものすごい寒気がしてくる…。

そして、102の若い女性がいつの

間にかいなくなっていた。

102に戻ったのか?危ない!

102はまだ電話が鳴っている!

取ったら…おそらく…!

そう思ってた矢先、電話の音が消え、

また聞こえた。

『はたよ』

…もう終わりだ。すると、俺の部屋からも

電話の音が聞こえてきた。まさか、

このアパート全体に…!?まあいい、

そんなの取らないに決まってる!

まず女性の所に…!

そう思って102のドアを蹴飛ばした!

…女性は無事だった。電話を取った後、

部屋の隅でうずくまっていた。

ひとまずホッとした。しかし、

俺は忘れていた。あの主婦は…?

俺は急いで103に向かった。

ドアを開けると、…驚いた。

主婦も無事だ。小刻みに震えながら

やはり部屋の隅でうずくまっていた。

僕は逆に不思議に思った。

何故電話を取った二人が

助かったのか…?

ただのイタズラだったのか?

いや、それは無い。実際にそれで

101と201の人は目玉を

取られて首を刈られ殺されている。

………待てよ?101と201の人は

電話を取ったのか?

…もしかして、取ったから死んだんじゃなくて、

『取らなかった』から死んだんじゃ…。

ものすごい寒気がした。まだ俺は電話を

取っていない!まだ電話は鳴っている。

『急げ!』

俺はあせりながらも、急いで自分の部屋に戻った。

『プルルルル』

『プルルルル』

『プルルルル』

『プルルルル』

『プルルルル』

よかった、まだ電話は鳴っている!

あれを取れば……助かる…助かるんだあ!

俺は急いで電話を取った。

だが、それは自分が予想していた

三文字とは全く違う言葉だった。

『おそい』

そしてノックの音がした。


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