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【怖い話 実話】俺が小6の頃まで住んでいた東京下町のマンション 短編 まとめブログ

俺が小6の頃まで住んでいた東京下町の

マンション、空襲の跡地で地縛霊が

そっちこっちで見かけられると、

一部の住民のあいだで噂されていた。

IMG_1673s.jpg


以下、俺が小2の頃の実話。説明がくどかったらスマソ。

親父と風呂に入って、上がったら足拭きマットの

ところに飼い犬が寝ていた。

犬は父のことが大好きで、父の入浴中も

近くにいたがることがよくあるのだ。

風呂場の前は洗面所なのだが、そこに入るには

引き戸を開けなくてはならない。

そのとき引き戸は開いていて、犬が勝手に

開けられる重さではなかったから、

ああ、母が外から開けてやったんだろうと、

当然のように考えた。

もしくはただ単に親父か俺が閉め

忘れたんだろうと。

ところが母の言葉を聞いて驚いた。

「ねえ、洗面所の引き戸、開けてやったの、

あんたたち?」

親父と俺が風呂に入っている最中、犬が

入りたそうに洗面所の前で座っていたの

だという。

母は面倒臭かったので放置していたが、

やがて引き戸の内側から人間の手が

伸びてきて、開けてやったのだという。

犬は喜んで入っていった。                   

 「いや。俺ら、1度も途中で風呂から

出たりしてないよ」

父の言葉に母は納得し、

そして気味悪そうに付け加えた。

 「そういえばあの手、やけに高い

位置から出てたのよ。色もなんか青白くて」

父は神妙に頷きながら、落ち着いた

口調で言った。

「風呂入ってるとき、洗面所に

何かいる気配はしてたけどな」


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