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【怖い話 実話】遺体は一週間たってから、だいぶ下流で見つかった。短編 まとめブログ

僕が子供の頃の話だ。その前の年の夏休み、僕は妹と

近所の川の河原で遊んでいて、叫び声に気付いたら

妹は川に流されていた。

遺体は一週間たってから、だいぶ下流で見つかった。

IMG_1397s.jpg


その日、僕は一人で妹の流された河原に来ていた。

お父さんとお母さんは危ないから来ちゃいけないと

言っていたので、黙って一人で来た。

僕は河原でつんだ花を川に流して、お祈りをした。

良く覚えていないけど、うろ覚えの念仏とか「ごめん」

とか祈っていたと思う。

ふと目を上げると、川の中程に青白い色をした

おかっぱの女の子の顔が浮かんでいた。

その女の子は川の中から僕の方に向かって

無表情のまま歩いてきた。その顔を見て、

僕は「ああ、妹だ」と思った。

不思議に怖いとは思わず、1年ぶりに見る妹が

近づいてくるのを河原に立って待っていた。

妹は1年前、おぼれたときと全く変わっていなかった。

やがて水からあがった妹は髪から水をぽたぽた

たらしながら僕の前に立ってにこりと笑った。

懐かしさと再会の嬉しさに僕は手を伸ばして声を

かけようとすると、妹は急に目をつり上がらせて

口を醜くゆがませて

「あたしは死んだのにお兄ちゃんはなぜ死なない」

と叫んだ。

僕ははじめてぞっとして目をつぶってしまい、

また目を開けたときには妹はもういなかった。

それ以来、あの河原には行っていない。


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