【怖い話 実話】たまには温泉でのんびりしたいよね」 長編 まとめブログ - 怖い話 実話【短編・長編・都市伝説・超怖い話・怪談】まとめブログ

【怖い話 実話】たまには温泉でのんびりしたいよね」 長編 まとめブログ

それは3年くらい前に、友人2人と「たまには温泉で

のんびりしたいよね」 の一言からはじまりました。

「どうせなら、観光地よりもひなびた感じの落ち

着いたところのほうが いいな。」

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「ガイドブックにのってるとこはどうもね、人も多いし。」

皆それぞれ好きなことを言いながら、「あーでもない」

「こーでもない」と やっていた末に、道南のと

ある温泉旅館に決定しました。

出発の朝は快晴だったそうです。全員が

各自の荷物を持って集合しました。

その温泉迄約4時間。途中コンビニによったり、

ガソリンスタンドで給油したり、

たのしいドライブでした。

その旅館につくまでは、、、

チェックインをしたのは午後3時位でした。

それまで快晴だった空も、いつのまにか

雲がたちこみだし、今にも雨がふりそうな

気配です。

しようがないのでとりあえず「部屋にいって休もう!」

という皆の意見に従い部屋に案内してもらって、

その部屋の戸をあけたとたん、

「ざわっ」としたそうです。

いきなり気温が下がったような感じ。

「自分一人だったら部屋を変えてくれと

言うけれど、みんなを怖がらせたくないから。」

だまっていました。

その部屋でテーブルでお茶を飲みながら話を

している時にも 後ろからの”視線 ”

を感じていたそうです。

ほかの2人は「暑い!」といっていましたが、

姉は寒くてたまらなかったそうです。

嫌な視線を感じながらも、他の2人と

「あの**先生はだめだよ。」とか

「最近、婦長さんがどーしたこーした。」

など職場での愚痴やうわさ話に

花をさかせておりました。

話をしている間にも、その”視線

”がだんだん強くなって行くのを感じながら、、、

「ふっ」と気を抜いた途端にきたそうです。

両肩に「ズシリ」と、姉が言うには、

霊にもいろいろ種類があって

「寂しいから自分に気がついて欲しい」

「自分が死んでいる事を知らないで、

生前と同じにふるまっている」

等の霊はまだ良いそうです。

たちの悪いのが

「自分が苦しんでいるのだからおまえも苦しめ!」

といった類いの霊だそうです。(うーん人間と一緒だ)

姉の両肩にのってきたのは「後者」でした。

「うわ、これはまずいな。」

とりあえず、いつも常備している荒塩を両肩に

振りかけました(備えあれば

憂いなしともいいますし、、、)

友人2人は姉が”見えてしまう人 ”

と言うことを知ってますから、

塩を取り出した時点で気がつきました。

友人A「なんか来た?」

姉「うん、さっきから後ろにいる。

今私の肩つかんでる。」

友人B「やばいやつ?」

姉「かなりやばいかな。」

友人A,B「どうしたらいい?

部屋変えてもらおうか。」

姉「部屋変えても多分ついて来ると思う。」

姉「私の後ろの壁、なにかある?」

友人「絵、風景画。」

姉「悪いけど、裏を見てくれる?」

友人2人びびりました。

「大丈夫だから、見て!」と姉。

友人2人、おそるおそる絵をめくってみました。

その絵の裏には御札が貼ってありました。

友人2人パニック状態!

姉もさっさと逃げたかったそうですが、

でもこのままにするわけにもいかず、

「ね、線香買ってきて、

それとお供えになるお菓子とか果物。」

と友人に頼みました。

1人になった姉は、 じっとしていました。

下手に話し掛けたりすると、この手の霊は

図に乗って悪さをするのだそうです

でも、

「せっかく休みを取って、温泉に来て。

しかもまだ温泉にも入っていない。」

事に気がついた姉は無性に腹が立って

来ました。(姉、短気です)

「でも相手をしたら、やばいよな~。この男」

霊にも男女があるそうです。

そうこうしている内に、友人2人線香とお菓子、

それとなぜかろうそくをかかえて帰って来ました。

(コンビニは便利だね!)

友人A,B「大丈夫だった?買って来たよ!」

姉「じゃあ、線香を焚いて。

それと床の間にお供えをしてくれる。」

部屋に線香の煙がたちこみ出したころ、

姉の両肩が「すうっ」と軽くなりました。

「今すぐ、荷物をまとめて出る準備をして。

それと私の荷物もお願い、今動けない。」

姉は見ていました。

後ろに居た男の霊が部屋のなかをぐるぐる

まわりはじめた事を、その男の着ている

背広は襟が広い今ではだれも

着ないような古いスタイルだという事も。

その男は、首をうなだれながら

部屋の中を歩き回っています。

姉「これは、やばすぎだな。」

その男は、引っ張る霊だったそうです。

引っ張る→生きてる人間を取り込む、

というか自分と同じ目にあわせたいと思っている霊?

精神状態によっては”同化 ”する事もあるそうです。

友人がロウソクに火を付けて床の間に備えました。

そのロウソクの火は「まんまる」な形をしています。

中学生の頃、姉は

「映画とかで、幽霊が出る時には、

ろうそくほ火がゆらゆらしたりするけど、

本当は違うんだよ。」

と言っていたのを思い出します。

男も歩き回る事に飽きたのか、

床の間のお供えに気を取られたのか、

床の間の前にじっと立ってます。

姉「この部屋出よう、今すぐ!」

反対する人いません。

フロントでチェックアウトして、

車に乗り込み今朝来た道を戻りながら、、、

「なんだったの?」

姉「よくわかんないけど、あの部屋は

集まるところみたい、でもほんとーに

やばかったよ!」

全員、残りの有給休暇は自宅ですごしたそうです。

おしまい。


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