【意味怖】久しぶりに実家に帰ると、亡くなった母を思い出す。長編 - 怖い話 実話【短編・長編・都市伝説・超怖い話・怪談】まとめブログ

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【意味怖】久しぶりに実家に帰ると、亡くなった母を思い出す。長編

久しぶりに実家に帰ると、亡くなった母を思い出す。

母は認知症だった。

身の回りの世話をつきっきりでしていた父を

困らせてばかりいた姿が目に浮かぶ。

IMG_1890s.jpg


そして今は亡き母の書斎に入った時、私は初めて違和感を覚えた。

母にプレゼントしたカレンダーが見つからない。

何の気無しにテーブルを漁ると、ハサミでバラバラにされた幾つかのカレンダーの切れ端が順序良く並んでいる事に気が付いた。

母はどんなに呆けていても、私のプレゼントは大切にしてくれていたのにと…私はショックを受けた。

私は感傷とともに並べられた日付を整理した。



4/4 4/4 4/10 6/11 3/1 6/12 5/6 7/2 6/7 6/17 4/10 4/14 5/16



私は一枚だけ向きが逆になっている6/17に気づき、他の日付と同じ向きに変えていると、一階の父が私を呼んだ。

今日から五年振りの父の手料理が食べられる。

感傷を胸に押し込み、私は母の書斎を後にした。





【解説】





カレンダーの日付を元素の周期表の周期/族として置き換える。



4/4 4/4 4/10 6/11 3/1 6/12 5/6 7/2 6/7 6/17 4/10 4/14 5/16

Ti Ti Ni Au Na Hg Mo Ra Re At Ni Ge Te

 

6/17は逆さまになっていたためAt⇒tAとなる。

すべてをつなげて読むと「ちちにあうなHgもられたにげて(父に会うな。Hg(水銀)盛られた。逃げて。)」

となる。



それなりに知識のいる意味が分かると怖い話である。

理系の学生なら周期表ぐらいは丸暗記しているので余裕だろうが、それ以外はどうだろう?

少なくとも話に出てくる「母」はなかなか聡明である。


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