【怖い話 実話】血の海の砂場 - 怖い話 実話【短編・長編・都市伝説・超怖い話・怪談】まとめブログ

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【怖い話 実話】血の海の砂場

私は幼稚園の先生をしています。

私が受け持っていた桃組に

AくんとBくんがいました。

ある日の事。

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AくんとBくんは一緒にアスレチックから落ちてしまいました。

しかし、怪我はたいしたことがありませんでした。

ずっと泣き続けるBくん。

Aくんは全く泣いてません。
だから思わず私も

「Bくん?足見てごらん?血も出てないから大丈夫。
Aくんなんか全然泣いてないでしょ?
男の子は痛くても泣かない子は強いのよ。」



Aくんの頭を撫でながら言いました。

それから2日後
うんていからAくんが落ちたと他の先生が
職員室に飛び込んできました。

急いで私は救急車を呼び
応急処置のためにうんていに向かいました。

てっきりAくんが泣き叫んでいるとばかり思っていたら
回りの大人たちのどよめきだけでAくんは泣いていません。

額が切れたのか血を流しているにも関わらず。

「大丈夫?」

と声をかけたら

思わず目を見開いてしまいました。

男性の職員に抱かれながら二ヤっと笑ったのです。

その時私は、本能のようなもので危険を感じました。

私は他の先生にAくんの家庭環境などを聞きました。

両親とも健康で何よりAくんは健全な極々普通の子供でした。

よくよく考えるとうんていから落ちたとはいえ
あんな風に怪我をするわけがありません。

うんていの上にのぼり頭からダイブしたなら話は別ですが。
私はその時にAくんの異変に気付いていれば…と今も思います。

1週間後。

ものすごい悲鳴が運動場から聞こえました。

慌てて走って行くと他の職員は皆、動けず
呆然と立ち尽くしています。

その前にある砂場を覗き込むと

Aくんが倒れているBくんを見下ろしています。

「Aくん?」

と震えながら私は問い掛けました。

するとAくんの口から赤い塊がボトっと落ちました。

「Bね。弱虫だから先生誉めてくれないって泣くから
僕、痛いの我慢すれば誉めてもらえるよって言った。
だからBのココ噛んだ。」

とBくんの首を指しました。

「せっかく先生に誉めてもらえるのになんでB、動かないの?」

血まみれの口で私に問い掛けてきます。

Aくんは無痛症でした。

痛みを理解できずにこんな結果になってしまったのです。

これでは私がBくんを殺したも同じ。

それから間もなくして警察と救急車が来ました。

血の海の砂場に。


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