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【怖い話 実話】「明日は琵琶を持ってきて実際に弾いてやるぞ」 長編

私の母は学生時代まで山口県に

住んでいたんですが、

その頃(確か14歳ぐらい)に

初めて霊体験をしたらしいです。

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それは、授業で先生が

「明日は琵琶を持ってきて実際に弾いてやるぞ」

と琵琶法師
(おそらく古典の平家物語あたりの単元でもしていたのでしょう)
の話を聞いたその夜でした。

夜中、床についた母はうとうとと眠っていると何処からか
「不思議な和楽器の音」が聴こえてきたそうです。

そしてその音色を聞いているうちに、
自分の体が金縛りにあっていることに気づきました。
その音色はどんどん近づいてきて、
気がつくと自分の枕もとにまできていました。

どうも弾いているのは女性そうです。

そのまま母は気がつくと眠ってしまっていたそうですが、
次の日、先生が聴かせてくれた琵琶の音色は、
昨日聴いた「和楽器の音」だったのです。

その後、私が大きくなってから母にもう1度その話を詳しく聞いてみると、
母が育った家は昔海岸際で海の男たちに身体を売る女性たちがいた家だったそうで、
よくよく考えると部屋の間取りが縦長で旅館風なのも理解が出来たのですが、
そこで話を聞いていた父が

「もしかしたらその琵琶を弾いてたのはそこにいた女の人だったのかもしれないな」

ということでした。

確かに昔なら琵琶を芸としてやっていたかもしれないなぁ、
と不思議と納得してしまいました。

それを皮切りに母は色々と心霊体験をするようになったそうですが、
母と父が離婚して、母は家を出てしまったため、もうそんな話も聞けなくなってしまいました。

ちなみに父方の実家には「軍人とおばさんがいる」そうです。


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