【怖い話 実話】墓所の周辺には地元の名士 - 怖い話 実話【短編・長編・都市伝説・超怖い話・怪談】まとめブログ

【怖い話 実話】墓所の周辺には地元の名士

小学5年生の頃の話。

社会科の宿題で郷土の

歴史を調べようと

言うのがあった。

IMG_2340s.jpg


そこで友人たちと協力して、地元に昔あったと

言う豪族の建てた城について調べることにした。

とある秋のどんより曇った雨の

降りそうな日の午後、

友人5人と豊臣秀吉に滅ぼされた

地元豪族(歴代城主)の

墓所に行くことにした。

その場所は通称「薬師さん」と

呼んでいるところで崩れかけた

土塁のそばにあり、

土塁の上の木々は全く手入れも

されておらず鬱蒼と茂り、昼でも

暗いところであった。

墓所の周辺には地元の名士や

軍人の墓があり、

薬師堂とお祭用の広場があり、

そこに自転車を止め墓所へ向かった。

墓所とはいえ400年以上前の

地方豪族の墓なので

一番奥の小さな一角に小さな

五輪塔が10基ばかり並んでいるだけであった。

一番奥には戦時中に立てられた

記念碑らしきものが立っているが、

なぜか"犯"と言う字が

書いてあったのが気にかかった。

その日は冒頭にも書いたように

どんより曇った日で

薄暗い墓所の周りはよりいっそう暗く

周辺の木々の実をついばみに

烏がたくさん集まっていた。

一通り墓碑銘などを調べ別の

場所に移ろうした時、

一羽の烏が一番奥の碑にとまった。

カーカーと鳴きながら、

碑の上に糞を垂れた。

それで私は烏を追い払おうと

石を投げたのだが、

烏に逃げられ碑に「カチーン」と

音をたててぶつけてしまった。

慌ててみんなで「ごめんなさい、

ごめんなさい。」と謝り、

墓所を出て行ったのだが、

その帰りに墓場の通路の縁石が

ゴロンと転がり落ちてきて

友人の足に落ちてきた。

その拍子に転んだ。

友人は膝を打ち怪我をしてしまった。

怖くなった私たちは怪我をした

友人を抱えて急いで広場へ引き返した。

広場には揺り籠(今は少なくなったが、

4人くらいが座って乗るブランコの

ような遊具)があり、

怪我をした友人ともう一人を

そこに座らせ、残った3人で

広場の反対側にあるお堂を見に行った。

お堂の中には第2次大戦の戦死者の

遺族が納めた色を塗った地蔵さんや

写真が所狭しと置いてあり、

あまり気持ちのいい場所ではなかった。

ほどなくして揺り籠まで戻ってくると

ゆらゆらと揺れる揺り籠に二人が

待っていた。

揺り籠はゆっくり揺れていたが

だんだん揺れが大きくなり、

周りを支えている支柱を飛び

出さんばかりに揺れ始めた。

「飛び降りろ!」と叫ぶと、足を

怪我した友人はすぐに飛び降りたが

付き添っていた友人はなかなか

飛び降りられずそのまま振り飛ばされた。

振り飛ばされ倒れた友人の上を

誰も乗っていない。

揺り籠が私たちが近づくのを

拒むかのように狂ったように揺れ、

なかなか這い出せずにいた。

残った数人で意を決し匍匐全身で

近づき揺り籠の下から友人を

何とか引きずりだした。

揺り籠は友人を引きずり出した

後もまだ狂ったように揺れている。

怖くなった私たちは慌てて止めて

おいた自転車に向かって走り出した瞬間、

「わっ!」と言う友人の悲鳴とともに5人とも

突き飛ばされるように転がった。

その転がったのとほぼ同時に

離れて止めてあった自転車が

バタバタバタッと将棋倒しになり倒れた。

皆これは祟りかも知らん、早く逃げよう。

神社にお参りしてお祓いをしようと言って

自転車を起こして、大慌てで逃げ出した。

墓所からかなり離れてから、

倒れた時に一番後ろにいた友人が

「今日、新品のヤッケを着てきたのに

汚れたな。」

と言って腹側の土ぼこリを払っていた

のでそいつのヤッケを見ると背中に

大きな白い手形が着いていた。

皆、それを見て大慌てで神社に

駆け込みお参りをして帰った。

皆さんも墓場ではふざけない

ほうがいいですよ。


関連記事

タグキーワード
コメント
非公開コメント

トラックバック
Copyright © 怖い話 実話【短編・長編・都市伝説・超怖い話・怪談】まとめブログ All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます