ちょっとにわかには信じられないのですが…… - 怖い話 実話【短編・長編・都市伝説・超怖い話・怪談】まとめブログ

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ちょっとにわかには信じられないのですが……

先日友人Aと電話していたとき、友人が

「どう思う?」と聞いてきた話です。

ちょっとにわかには信じられないのですが……

でも聞かされたときはさすがに怖かったです

IMG_1474s.jpg


Aの家の近くを流れる川にはJRの

鉄橋がかかっています。

この鉄橋の下にはホームレスの人が

あの青いビニールテントを並べていて、

地元ではちょっとした名所?

になっているそうです。

ホームレスの人って空き缶集め

よくやってるじゃないですか。

Aは飲み会の帰り、ふたりのホームレスと

思われる人物が

空き缶集めの縄張りかなにかを

めぐって言い争ってるのに

出くわしたそうです。

聞くとはなしに聞こえてくる怒鳴り合いの中、

一方の男が妙なことを口走ったのです。

「鉄橋の下でやってること、ばらしても

いいんだぞ!俺もお前等もそれで終わりだ!」

その直後、そう言われた方の男が真っ赤に

なって相手に殴りかかっていったそうです。

一発顔面にすごいパンチがはいり男が

倒れるのを見て、

Aは慌てて仲裁にはいり、

その場をおさめました。

殴りかかった男の方は悪態を吐きながら

どこかへ言ってしまったそうですが、

顔面に一発くらってる男の方はまだ

そこでうずくまっていました。

Aはハンカチを水にぬらして男の顔を

冷やしてやり、

とりあえず近くの公園のベンチまで

つれていきました。

その間、いくつかのやりとりをした

そうですが、Aが、

「さっき、鉄橋の下でやってることを

ばらすとかいってましたが、なんなのですか?

ボクあの鉄橋のそばに住んでるんですよ」

と聞くと、急に男の顔が厳しくなり、

こういったそうです。

「聞かない方がいい。ろくな話じゃないよ」

そう言われるといよいよ知りたくなるのが

人情じゃないですか。

Aがしつこくたずねると、男はポケットから

数枚の紙切れを取り出しながら、

「それを言ってしまうと俺はまちがいなく

連中に捕まる。だからなにもいわない。

そのかわり、これを見て自分で考えてみな。

これを持ってることを連中が

知ったらそれもまずいんだ。

……連中と話をすることなんかないと

思うが内緒にしてくれよ」

といったそうです。

そして見せられたのはすべてちらしの

裏に手書きの文字で書かれたもの。

ひとつは「鍋パーティー券」となっており、

200円と書かれたもの。

200円を払うとこの券と引き換えに

鍋ものが食べられるらしい。

日付は3ヶ月ほど前のもの。

これが一枚。

もうひとつは数枚のあみだくじ。

第一回は欠けていましたが一番上に

第二回、第三回…と書かれており、

くじには当たりなのか×がひとつ。

このくじはなんだろう、と、考えていたAで

したが、あることに気づいたそうです。

全体の参加者自体は増えたり

減ったりしているのですが、

×に当たった人物だけは順に

いなくなっていたそうです。

しばらくながめていると、男は

「もういいだろう」

と言って紙をひったくるや、礼も

そこそこに立ち去っていったそうです。

家に帰ってからもくじとパーティー券の

ことを考えていたAは、

なにか急にいやなものを感じて私に

電話してきたのです。

なんとなく×の意味がわかったようなのです。

ただでさえ大変な空き缶集めなどの「仕事」も

こうホームレスが近くに

増えてしまってはどうにもならない。

腹も膨れない。

Aはこう言うのです。

「空き缶集めのパイが決まってる場合、

量を減らさずに分け合うには

どうしたらいいと思う?

人を減らすしかないよな。

だから俺な、人が減った時に

鉄橋下で鍋パーティーが開催されて

るんじゃないかと思うんだ……

ところでさあ、食材なんだと思う?」



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