君子危うきに近寄らずっていいますし。 - 怖い話 実話【短編・長編・都市伝説・超怖い話・怪談】まとめブログ

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君子危うきに近寄らずっていいますし。

アレは確か大学に入って一人暮らしを始めて初めての

夏休みだったと思う。俺は高校生の頃は別に家の電話

に子機もあって彼女との内緒話にも困らなかったから

携帯持ってなかったんだけど、

IMG_1590s.jpg


大学に入って携帯を周りの所有率が90%以上で

みんな有ると便利だって言うからとうとう

購入したのよね。

実際便利で今も手放せないんだけど。

で、問題の話はその携帯電話にまつわる話。

確か2時か3時くらいだったと思う。いきなり

携帯が鳴ったのよ。

まぁ大学生だしそれ自体は珍しくないんだけど、

時間が時間だし、

自慢じゃないが俺はカナリ寝ぼける方で、

その日もグッスリ寝てたし着音で起きる

事にもまだ慣れてなかったから

半分パニクりながら慌てて電話をとった。

「も、もしもし」

『ザー…ザー…』

「もしもし?」

『ザー…ザー…』

「だれ~?」

『ザー…ザー…』

俺も寝ぼけてて、実際半分寝てたから

向こうが無言なのも気にかけず、

そんな一人会話を続けながらザーザー雨の

強い音が聞こえるなー、さむそーなんて

考えてた。

どれくらいたったころか、イキナリ30歳位かな?

中年のオバサンの声で返事があったんだ。

「もしもーし?」

『あたしの携帯知らない!?』

「は?携帯?」

『そう、携帯!私携帯なくしちゃったの!』

「ハァ…。大変ですねぇ…」

『今山の中に居るの!

今から直ぐそっち行くから!』

「へ?山?何?」

ブツ!ツーツーツー

俺が事態が全然つかめないまま

唐突に電話は切れた。

切れてから暫くは寝ぼけたままで

ボーっとしてたんだけど、

あることに気が付いて稲妻に

打たれたように一気に眠気が覚めた。

さっきの着歴番号が090で

はじまってるってことに。

そして、相手が全然知らない奴

だったってことに。

その二つに気が付いたら一気に

さっきの電話のおかしな点に気がついて、

雨の山の中?何でそんなとこから電話が?

携帯で?携帯無くしたんだろ?

一緒にいた奴のか?ていうか、

山の中ってどうやっていったんだよ?

車?でも雨の音メッチャ聞こえてたし

外でてたの?へ?は?何?

軽いパニックに陥った俺は、

相手の最後の言葉を思い出してゾッとした。

こっち来るって…?

慌てて同じアパートに住んでる

友達の家に転がり込んで、

一晩ソイツと電気つけっぱで起きてました。

で、一番怖かったのは次の朝。

流石に一晩中起きてて眠くなってさ。

自分の部屋に帰るときだった。

アパートの入り口に泥だらけの

靴跡がブワァ…って…

着歴にあった先ほどの番号を

迷惑電話指定にして友達の

部屋で寝ました。

コレでおしまいです。

その携帯は結局壊れちゃってデータの

引継ぎが出来ないまま変えちゃったんですが、

結局何の電話だったのか全然今でも

分かんないっす。

幽霊にしてもサイコさんにしても

とても恐ろしい体験でした。

この事を話すと皆掛け直せばいいの

に~って言うんですが、

自分が体験者になってみると

事実の追求なんてとても…。

君子危うきに近寄らずっていいますし。


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